第1次世界大戦中のドイツで学生達は学校を辞め兵士になる。敵フランスとの戦うため西部前線に送られるが、学生時代の友人は次々の戦死。生き残った人間は兵士として成長していく。だが彼らには疑問があった。なぜ戦争が起きているのだろうか?なぜ我々は戦うのか?と。
時間 ;136分
公開年 :1930年
ジャンル:戦争
映画「西部戦線異状なし」
◆あらすじ(途中まで)
第一次世界大戦中。ドイツは敵の連合国の一つフランスと戦っていた。戦争には兵士が必要だった。
ドイツにある学校の教室で、教師は生徒に戦争においての英雄論、国家、名誉、伝説などを語りながら兵士として戦うことの素晴らしさを語っていた。
教師の話を聞いた学生達は興奮し、兵士として志願を決めるが。「ベーム」だけは抵抗感があった。しかし友人達が「みんな行くんだ」との言葉を聞き、彼も志願することになる。彼らは学校を辞め、「若き兵士(元学生の兵士)」となったのだ。
兵舎で、郵便配達人だった「ヒンメルトス」軍曹が現れると若き兵士達は、軍曹に対して友達のように語りかける。階級では軍曹のため、若き兵士達は注意を受ける。若き兵士たちは、整列もできず、敬語も、階級の自覚もなかった。彼らは戦争も兵隊とは何かも知らなかったのだ。
若き兵士たちにとって軍曹は嫌な奴だった。良いところが無く、尊敬できるところがなかったからだ。しかし階級は軍曹のため、従うしかなかった。軍曹の下で、訓練が始まり軍人としての基本を叩き込まれていく若き兵士達。
若い兵隊は空腹状態が長いという悩みがあった。食べるものが無いのだ。しかし彼らだけでない、他の兵士も食べていないのだ。
そんな中、『カチンスキー』という男が食べ物を見つけもってきた。若い兵士達はお金を払い食べ物を買おうとするが断られる。ここでは、金は紙切れ、物々交換でないと駄目だと言われる。若い兵士達は、煙草などを彼に渡し食料を貰うことになった。
夜、暗闇の中で戦地へ向かい、砲撃が始まる。兵士の一人「ベーム」は負傷し混乱後に敵からの攻撃で殺される。学生時代の友人だと彼を助ける者がいたが、先輩の兵士から注意される。戦死者を助けるなと。学生ではなく兵士として生きるための助言だった。
その後、兵士達は塹壕に隠れていたが、空腹、砲撃の爆音、悪夢で精神が不安定になっていく。「フランツ」は精神の限界を迎え、塹壕の中へ飛び出し敵からの攻撃を受け負傷。彼はその後に病院へ向かった。
若き兵士達の配属していた第2部隊は、150人いたが生き残ったのは80人だった。
若き兵士達は、学生時代の友人フランツの荷物を届けるために、フランツが入院している病院へ見舞いに向かう。
戦争によって、かつての学生たちは兵士になっていた。見舞いに行った若き兵士たちにとってフランツは学生時代の友人ではなく「兵士としての」同僚や友人になっていた。戦争によって彼らは変わってしまったのだ。
しかし、一人だけ変わらなかった青年がいた。それが本作の主人公ポール・バウマーだった。
「本編に続く!」
【監督】
・Lewis Milestone
【出演】
・Lew Ayres
※『ポール・バウマー』
・Louis Wolheim
※『カチンスキー』
・John Wray
※『ヒンメルストス』
・Ben Alexander
※『フランツ』
・Josef Behm
※『ベーム』
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個人的メモ
第3回アカデミー賞(オスカー)作品賞。
ジャンルは戦争・ドラマ。
画面サイズ4;3。
モノクロ白黒映画。
トーキー映画。
反戦映画。