少年「ジェイキー」はジャズシンガーを夢見て過去を捨てるが、大人になり自分の内面にある民族意識に悩み、そして葛藤していく。
時間 ;88分
公開年 :1927年
ジャンル:ミュージカル
映画「ジャズ・シンガー」
◆あらすじ(途中まで)
主人公「ジェイキー・ラーヴィノヴィッツ」少年は、ニューヨークのユダヤ人街で司祭長の父と母の3人家族で生活していた。
5代継続く先唱役であった司祭長は、自分の息子ジェイキー少年に跡を継がせるつもりであったが、ジェイキーはジャズソングに夢中になっていた。
ジェイキー少年は、酒場でジャズソングを歌っていたことを両親に知られ、父と喧嘩が起きてしまう。結果、父から縁を切られたジェイキ-少年は、家族と離れ一人で生きる道を選択する。
時は経ち、ジェイキーは大人になり、故郷から遠く離れた場所でジャズシンガーの歌唱者として人生を歩んでいた。
彼は名前を「ジェイキー・ラーヴィノヴィッツ」から「ジャック・ロビン」に改名していた。ユダヤ人・民族としての「ジェイキー」ではなく、ジャズシンガーの「ジャック」として生きる道を選択した意味もあった。
ジャックは、彼のショウを観に来ていた女性「メラニー・デイル」と出会い、才能がより認められシカゴ州立劇場、そしてニューヨークの大劇場の舞台へ上がるチャンスまで手に入れていく。
ジャックは、ニューヨークのブロードウェイ「4月フォリーズ」に出演することが決まる。この大舞台に上がることは彼にとって「夢の実現」と呼べるほど素晴らしいものであった。
しかし、ジャックは故郷でもあるニューヨークの地で、父親が重病であること、ユダヤ人にとって特別な意味をもつ「贖罪の日」に先唱役として「コルドレイ」を歌えるのが自分(ジャック=ジェイキー)だけであることを知り、思い悩むのだが・・・・「本編に続く!」
【監督】
【出演】
・Al Jolson
※『ジェイキー・ラーヴィノヴィッツ=ジャック・ロビン』
・May McAvoy
※『メアリー・デイル』
・Yossele Rosenblatt
※『ジェイキーの父』
・Eugenie Besserer
※『ジェイキーの母』
個人的メモ
贖罪の日。コルドレイ。先唱。画面サイズ4;3。モノクロ白黒映画、サイレント映画(無声映画)と「トーキー映画」の混合。